日本皮革産業連合会 岩﨑会長挨拶 - 出展にあたって

手で触れて感じて欲しい日本の皮革

日本におけるなめしの歴史は、古代にまで遡ります。そして、その系譜を引き継いだ伝統的な技術は今も健在です。天然素材である皮革は、それぞれの土地の特性や水によって大きく異なります。オリジナリティは歴史の中で自ずと各タンナーに蓄積され、それぞれが得意技を育みました。

日本の革の品質の高さは、世界でも定評があります。近年は、環境に配慮した設備、公的機関とタッグを組んだ素材の資質の向上に取り組み、規模こそ小さいけれど、独自性のある品質の高い製品を供給しているのです。

日本の皮革は、バッグや靴をはじめとする産業と密接に結びついて商品開発を行ってきました。世界一厳しいと言われる日本のバイヤーの目に適うよう、皮革製造の現場も切磋琢磨してきました。今や世界的に注目される日本のファッション産業とともに成長し、あまたのファッションの変遷を体験してきたのです。

今回満を持して、APLFマテリアルズマニュファクチャリング&テクノロジー2014にジャパンブースとして出展します。これまでの蓄積を、アジアの優れたメーカーやクリエーターの方々にご覧いただきたいとの情熱に燃える、本気の7社が集まりました。なめしにおいて独自性を誇る日本有数のタンナーとプロデュース機能を持つ問屋、いずれも日本のものづくりを支えてきた企業です。 実際に触れて感じてみなくては、その良さがわからないのが皮革です。是非多くのお客様にブースにお越しいただき、素材のタッチを味わっていただけるよう、心よりお願い申し上げます。誇りと自信を持って臨みたいと思います。

一般社団法人 日本皮革産業連合会 会長 岩﨑幸次郎

一般社団法人 日本皮革産業連合会
会長 岩﨑幸次郎

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