日本製品の魅力:鞄
■鞄の魅力
ソフトでシンプルな鞄の魅力
日本では、小学校に入学すると男の子は黒、女の子は赤いランドセルが入学のお祝いに贈られる。子供にとって、このランドセルを背負うことが、初めてのそして長いカバン経験の始まりになる。
このランドセルは、遊び盛りの子供が、卒業までの6年間毎日使えるように、頑丈で安全であることが要求される。日本のカバンメーカーは、軍用やこのランドセルのように、長期間使える耐久性に優れた商品を作る技術や素材にこだわってきたのである。
しかし、最近では、小学生もオシャレに気を使うようになったので、ランドセルにもオシャレでソフトなタイプも出てきている。
一般に用いられる大人用のカバンもハードなタイプから軽くてソフトなタイプの製品が増えている。そのため、耐久性を持ちながらも、柔らかくエレガントに仕上げる形状にするなどの工夫が求められている。
現代のソフトなカバンは従来の直線主体ではなく、カーブした切り替えも多く利用される。カーブの部分では縫製の際に伸びてラインが曲がりやすい。平行ラインのズレを見ると工場の技術レベルがわかるとも言われている。
日本の縫製工場では、重なり部分を革漉きにより薄くしてソフトに仕上げ、美しいカーブに仕上げている。ベテラン縫製職人の手にかかった製品を確認して欲しい。
パーツの少ないシンプルなデザインは入れ物として使い勝手が良いのだが、シルエットにごまかしがきかない。縫製や素材の良し悪しがわかりやすくなるので、素材選定から裁断、縫製まで手を抜くことができなくなる。各工程がバラバラに作られるのではなく、一貫して職人が関わることで、バランスがよく美しい商品に仕上がる。
東京の北部に位置する猪瀬ではFlathorityというオリジナルブランド商品を製造販売している。顧客の中心となる30代男性は、商品知識の豊富な人が多く、デザインと素材、縫製のクオリティが高くないと支持されない。
アパレルでは人体に合わせるために使われる立体裁断を、猪瀬ではバッグの設計に応用している。まず、バッグの立体ボディーを作成し、これに素材を当ててパターンを作成していく。イメージしたカーブを自由に作り出すことが出来る。従来カバンは直線と平面で構成されてきたが、猪瀬では曲線と曲面による造形で技術力をアピールしているのだ。
2008年12月にパリのルーブル美術館で開催された日本服飾美術展に出品し、材料の良さ、立体的な造形美、丁寧な縫製が高い評価につながった。また、2009年末から2010年にかけて上海の展示会に出品して、同様に好評であった。
全国鞄工業組合連合会
株式会社 猪瀬 代表 猪瀬昇一
香港APLF出展企業一覧:鞄
革の美しさ・暖かさの追求
株式会社 猪瀬(メンズバッグ)
株式会社猪瀬は1952年に東京葛飾で鞄メーカーとして創業しました。半世紀以上の間、革鞄専門に数々の有名ブランドを手がけ、優秀な職人を常に抱えてきました。
革の魅力である"美しさ・暖かさ"をテーマにオリジナルブランドFlathorityを立ち上げています。Flathorityのバッグは曲線にこだわり、従来の平面でのパターンメイキングするのではなく、造形物を製作してからパターン取りをする立体裁断を用いています。曲線を多用することで難しくなる縫製も、熟練の技術者が丁寧に仕上げていくことで独特のフォルムを実現しています。また、素材の良さを損なわないよう芯材を極力使用しないで、強度が必要になる部分には厚みのあるヌメ革を使用するデザインになっています。
高級素材のクロコダイルも生成り(ヌメ色)の素上げから色の違う染料で何層にも染色して磨き上げる独特の手染めで深い風合いを出しています。猪瀬ではどの製品も日本特有の繊細さと美意識にこだわり、全て日本国内で生産しています。
会社名:株式会社 猪瀬
会社所在地:〒124-0006 東京都葛飾区堀切7-24-5
代表者名:代表取締役 猪瀬昇一
担当者:猪瀬繁晴
電話:03-3601-0738
Fax: 03-3601-8121
Eメール:info@flathority.com
ホームページURL:http://www.flathority.com
